「文章を書くのが楽しくてたまらない」に心打たれた

 ツベルクリン良平さんがいつもとは変わったテイストの記事をあげてた。

 文章を書くのが楽しくてたまらない。 - 自省log

 

 これに触発されてこのエントリーを書いている。

 ツベルクリンさんはこう語る。

 

僕は昔から趣味もないし、やりたいこともない人間だった。

正確に言えば「やりたい事」ではなく「やらなければいけない事」ばかりをやっていた人間だ。

本心から進んでやるのではなくて皆がやっているからとか、学校や就活に影響するからとか、嫌われたくない、モテたい、社会人だから、男だから。という外的な要因が僕の行動原理だった。

自分の考えや意志ではなくて人や周りの環境に依存し、それをさも自分の意志の様に行動していただけ。改めて振り返ってみても自分自身で心から何かを欲していたのって本当に幼かった10歳未満とかそんな世界で、ある程度自分の立ち位置とかが分かる年代になると周りに影響されっぱなしだった気がする。恥ずかしい話だけど、目に見えない糸で操られた人形の様にひどく窮屈で退屈な毎日。 

でも何かを書く事だけは人や周りの影響じゃなくて、自分自身の選択で始めたことだと思っている。
きっかけは忘れたけど、ふと何かを書きたくなった。文章でお金を稼ぐのはすごく難しいよって色々なところに書かれていたけどそれでも何かを書きたかった。
だから今、忙しくても疲れていても書きたいと思えるのかな。

若造の甘っちょろい戯言だけど、叶うならこれからも文章を書き続けられる人生を過ごしたいな。

 

 いい。

 すごくいい。

 何がいいんだか言葉にまったく出来ないんだが、とにかく無性に素晴らしくとてつもなく心を打たれた胸に込み入るものがあった。

 

 そういえば僕も以前、こんなエントリーを書いたことがある。

 僕は何故ブログを書くのだろう - 大彗星ショッカーのヒマつぶし2

 

 この当時の結論は、「ブログを書く事で様々な未知に出会えるのが楽しい!」だから僕はブログを書き続けてるんだー!って自分では思ったんだけれども、ツベルクリンさんの記事を読んで少し認識が変わった。

 確かに様々な未知に出会えるのは楽しいし、それで多少なりとも広告収入が入ってきたり友達が増えたりすることも楽しいんだけど、一番肝要なのはそこじゃないんだ。

 一番重要なのは何よりも、「単純に書く事自体が楽しいから」なんだ。

 

 僕は昔から、自分の内面にある感情や考えや思いを文章にすることが好きな人だった。

 何故か? と言われてもそんなのはわからない。

 とにかく楽しいのだ。

 楽しくて楽しくて仕方ないのだ。

 

 だからブログを書くのは楽しい。

 だから僕は今、毎日毎日大量の記事を書き続けている。

 書き続けることが、出来ている。

 

 案外、何かを続けていけることの理由なんて、その程度の単純なものなのかもしれないね。

 それで充分なのかもしれないね。

 

 話しは変わるんだけど

 ツベルクリンさんは普段はネタ系の記事ばっかり書いてるから、もっとおちゃらけた人だと思ってた。

 だから、以下の一文がとても意外だった。

僕は昔から趣味もないし、やりたいこともない人間だった。

正確に言えば「やりたい事」ではなく「やらなければいけない事」ばかりをやっていた人間だ。

本心から進んでやるのではなくて皆がやっているからとか、学校や就活に影響するからとか、嫌われたくない、モテたい、社会人だから、男だから。という外的な要因が僕の行動原理だった。

 

 へー!

 そんな一面があったのか。

 

 僕はどうだろう?

 うーん、僕は逆に、自分のやりたい事が多過ぎて、それ以外のことに1秒でも時間を使いたくない人だった。

 自由奔放な人だった。

 だから学校や就活なんて気にしたこともなかったし、人に嫌われるのはもちろん嫌だけどそんなのそこまで気にしたこともなかった。

 社会人だからとか男だからなんていうステレオタイプな考えは、むしろ嫌いだった。

 

 そういう生き方でも、大学生くらいまでは問題なくやっていけた。

 いかんのは大人になって、働くようになってからだ。

 働くようになると、ここまで自由には生きれない。

 組織のしがらみだのルールだの、上司だの売上げだの、そんなことに縛られるようになった。

 僕はそれが嫌で嫌で仕方なかったんだけれども、だけど働かないことには生きていけないから仕方なく働いてた。

 僕は働くようになって人生で初めて「やりたくないこと」を「外的要因」によってやらなければいけなくなってしまった。

 

 今にして思えば、コレが良くなかったんだと思う。

 僕は多分、心が自由でなければ生きていけない人間なんだ。

 そうでなければ、心が死んでしまうんだ。

 だから今まで、どの職場にいっても長続きしなかったんだと思う。

 

 いま僕はブログを毎日書いている。

 それと個人で引き受けてる単発の仕事だけが収入の糧だ。

 

 正直、それで暮らして行けるってほどのレベルではまだまだ全然稼げてない。

 だけど少しずつ伸びてきてはいるし、何よりも、会社員として働いてた頃に比べると心がとても満たされている。

 毎日が充実している。

 

 自分の思ったことを書きたいことを素直に全てストレートに文章にできるって、なんて素晴らしいことなんだろう!!

 

 それで炎上することもあるけど、そんなの全然気にならない。

 もともと他人に嫌われることなんて屁とも思ってない人だから\(^o^)/

 嫌われて怖いのは、仲良しな人や大切な人だけだよね。

 どこの誰とも知らん人らにいくら炎上されたって、なんとも思わんわ。

 

 あぁ、そうかぁ。

 僕は会社員してた時、こういう本来の自分を見失ってたんだな。

 だからずっと病んでたんだ。

 心が前を向けずにいたんだ。

 もっと早くこのことに気付きたかったなぁ。

 

 というわけで、改めまして自分の適正を再確認しましたよと。

 僕は自分の頭に浮かんだ言葉をそのまま文章にすることが大好きな人間であり、またそれが出来ないと心が死んでしまう人間なんだということを、再認識しましたよと。

 そういうお話。