「鬼から電話」を批判してたら弁護士からメールきた事件、終息宣言
いま、このブログの過去記事を自分で読んでたら、こんなの見つけました。
なつかしいですね。
知らない方のために説明すると、さかのぼること約2年弱前、当時の僕が「鬼から電話」というアプリの是非についてこのブログで書いたところ…
それを製作している株式会社メディアアクティブの代理弁護人を名乗る「中野秀俊弁護士」から、
「おまえんとこのブログ記事を消せ!」
「じゃないと法的措置も辞さないぞ!」
という感じのメールが来たのです。
(かなりざっくり意訳してます)
(詳しくはそれぞれのエントリーをお読みください)
しかし当時の僕は、いろいろ考えた結果、これは本当に訴訟を起こされたとしても負けるわけがないと判断しました。
そもそもこっちは個人の感想を書いているだけであり、相手側の主張は明らかに法的根拠に欠けています。
だから徹底抗戦することにしました。
当時はそれなりに話題になり、やまもといちろう先生のyahooニュースにも掲載されました。
子供を脅すアプリを作る会社は大人も脅す
少し調べたところ、僕以外にも同じ被害に遭われている方がいることがわかりました。
『鬼から電話』についてブログで「僕は使いたくないなぁ」と個人の意見を書いたら制作元からメールが来て「当社に不利益を被らせる内容」であり「改善しない場合は法的手段を取る」と言われたことがある。揉めたくないから記事は消したけど、子供を脅すアプリを作る会社は大人も脅すのだなぁと思った。
B!KUMA【ビークマ】 - 『鬼から電話』についてブログで「僕は使いたくないなぁ」と個人の意見を書いたら制作元からメールが来て「当社に不利益を被らせる内容」で… | INOさんのツイート
まさかの、イケハヤ先生も同社からメールを頂いたことがあったそうです。
「スマホアプリ「鬼から電話」と「脅し育児」の是非」という記事を2013年2月15日にアップしたところ、当日にメールが届きました。
担当者からのメール文面にはご丁寧にも「尚、このメール内容は転載は許可しておりません。」という注意書きがあるので全文転載はしませんが、要するに、
- 名指しで批判している点に「正直がっかり(原文ママ)」した
- プロバイダー責任法に抵触するのではないか
- 削除または書き直しは可能か?
というメッセージでした。ぼくからは「プロ責法に抵触するとは考えていません。文句があるならメールではなく、ぼくのブログのコメント欄に書く、またはご自身のブログで書くといいですよ。反論をメールでいただければ、それを掲載することもできます。」的なメッセージを返して、そこで概ねやり取りは終了しました。
後に知ったのですが、こういう「法的根拠があるわけじゃないのに」「とりあえず訴訟をちらつかせて相手を引かせようとするやり方」のことをSLAPPと言うそうです。
メディアアクティブ社がSLAPPを意図的に行おうとしていたのかはわかりません。
あるいは向こう側にもなんらかの言い分はあったのかもしれません。
ただ、僕の目線からすると、これはSLAPPであったように思います。
(あくまでも僕目線でそう感じたという話です)
鬼から電話事件、終息宣言
あれから二年弱が経ちました。
確か最後は、僕がはてな運営に異議を申し立て、中野弁護士の返信待ちだったはずなのですが、それから1通も連絡を頂いておりません。
中野弁護士からも、メディアアクティブ社からも、その後はなんの音沙汰もありません。
これらの状況を鑑みると、終息宣言をして問題ないでしょう。
みなさん、お疲れ様でした。
とくに私、お疲れ様でした。
ブログは思い出がいっぱい
最後に話は変わりますが、こうして過去記事を読み返すと「こんなことあったなー」と、とてもほっこりした気持ちになりますね。
当時は僕も若かったのでムッキーとなっていましたが、今となってはこれもなつかしい思い出の1ページです。
ブログは思い出がいっぱいです。
ブログの可能性は無限大
そしてこれらの過去から、私は改めて思うのです。
ブログって本当、「無限の可能性を秘めているな」と。
ある人はブログで「収入を得る」という可能性を切りひらく。
ある人はブログで「弁護士からメールがくる」という可能性を切り開く。
ブログの可能性は、本当に本当に無限大です。
新参ブロガーの皆さん。
是非ともこれからの可能性に期待しましょう。笑
おしまい。