「ねぇ、どうして私はタバコをすっちゃいけないの?」「法律で決まってるからよ」「じゃあどうして法律で決まってるの?」
喫茶店にて
僕の隣の席の親子連れが会話している。
四才くらいの女の子が、しきりに母上に討論を挑んでいる。
娘「ねぇ、どうして私はタバコをすっちゃいけないの?」
母「法律で決まってるからよ」
娘「じゃあどうして法律で決まってるの?」
母「決まってるものは決まってるのよ」
……なんか、すごく悲しい気分になった。
僕が子供にこういうことを聞かれた時、しっかりとその意味を理解し、伝えられる大人になりたいなと思った。
そのためにも普段から「考えること」を辞めてはいけないとも思った。
みんな大人になるにつれて、どんどん「考えること」を辞めてしまう。
日々生きることだけで精一杯になってしまう。
「考えない人間」になってしまう。
それで本当に良いのかなぁー。
僕は何か違うと思うんだけどなそれは。