ダメ親「子供にパソコンなんてまだ早い!」「バーチャルに傾倒して現実との区別がつかなくなる!」
とある2ちゃんまとめサイトで、こんな煽ったタイトルがありました。
有能親「これからの時代、パソコンできないとな。プレゼントだ。」
無能親「バーチャルに傾倒して現実との区別がつかなくなる!!」
すごい煽ってるなーとは思いつつ、でもこれはわかる気がするなぁとも思いました。
今の時代はどんな仕事をするにしてもパソコンを使うことが当たり前になっています。
だったら、子供にはもっと小さい頃からパソコンを使わせ、遊ばせるべきだと思うんですよね。
遊ばせたほうがどんどん学ぶに決まってるんだから。
だけど今の日本には、
- 「子供にはパソコンなんてまだ早い!」「だから持たせない!」
- 「子供をインターネット依存症にさせないためにパソコン・スマフォをとりあげよう!」
みたいな価値観を持ってる方もけっこう多いですよね。
こういうのって、単純なITリテラシーの問題もそうなんだろうけど、もっと根本的な「学びとは何か」に対する意識の違いなのだと思います。
優秀な人は、「究極的には学びとは遊びだ」ということを知ってるんですよね。
だから広い意味で、子供が遊ぶことを推奨する。
容認する。
どんどん遊べと応援すらしてくれる。
だけどそうではない人は、「学びとは苦しいこと、我慢しなければいけないこと、遊びの対極にあること、遊ぶのはダメなこと、苦しくて我慢して学ぶのが正しいこと」みたいな世界観の中に生きているんですよね。
だからあらゆる意味で、子供が遊ぶことを抑制しようとする。
そうやって学びの場を奪われてきた子供が、大人になった瞬間いまさら今度は「いまどきパソコン使えて当たり前だよね!!」って言われるんだから酷な話です。
こうしてどんどん、IT嫌いな大人が増えていってしまう。
だから「日本人はITリテラシーが低い!」なんて言われてしまうのではないでしょうか。
近年、IT分野の目覚しい成長に伴い、IT教育の是非についてしばしば議論がなされるようになってきた。 IT分野は他の分野に比べ、非常に早いスピードで移り変わるため、既存の教育機関では十分な指導がなされていないのが現実である。
国際的な学習到達度に関するOECDのPISA2012調査では、「学校内で勉強のためにインターネットを閲覧する」割合が、オランダでは92%なのに対し、日本では21%と、ITリテラシーが低いことが見受けられる。
本当は学ぶって、もっと楽しいことなんだけどなぁ。
学びの楽しさを知る大人がもっともっと増えてくれることを願います。