自作スマフォの時代来るか!?組み立てスマフォProject Araがついに製品化予定!
組み立てスマフォProject Araが、2016年に開発版が公開され、2017年についに製品化予定のようです。
米Googleの開発チームATAP(Advanced Technology & Projects)は5月20日(現地時間)、年次開発者会議「Google I/O 2016」のセッションで、モジュール式スマートフォンプロジェクト「Project Ara」の進捗状況を説明し、新プロトタイプのデモを行った。
第4四半期には開発者向けプロトタイプの配布を始める計画という。
このプロジェクトは、2013年に開始し、その後なかなか実現せずもやもやしていたんですが、やっと本格的に動き出したみたいです。
ちなみに2013年に紹介した記事がこちら。
Project Araは、立ち上げ当初は「CPU・メモリ・ストレージなどを全て自由にカスタマイズできる企画」だったんですが、2016年現在は「ディスプレイ・CPU・メモリ・ストレージの構成は固定で、カメラ・スピーカーなどのモジュールを組み替えできる」というものに変化したようです。
Project Araは2013年立ち上げのプロジェクト。立ち上げ当初は、CPU、メモリ、ストレージ、カメラなど、スマートフォンのあらゆる要素を選んで組み立てられるという構想だったが、現在のプロトタイプは基本要素であるディスプレイ、CPU、メモリ、ストレージの構成は決まっていて、カメラやスピーカーなどのモジュールを背面のスロットに追加する形になっている。
Googleが米Wiredに語ったところによると、ユーザーテストの結果、基本スペックについてはユーザーのほとんどが関心を示さなかったため、基本要素は固定にすることにしたという。
Google、“組み立てスマートフォン”「Project Ara」の開発者版を年内提供へ(今度こそ) - ITmedia ニュース
個人的には、CPUなんかもカスタマイズしたかったんですが、まぁでもこれはしょうがないのかなぁ。
一般ユーザーにはよくわからない部分だろうしなぁ。
今回公開されたデモ動画がこちら。
デモ動画を見ると、モジュールは小さい長方形のものと大きめの正方形のものがあるようだ。
動画に登場するモジュールは、カメラ、スピーカー、マイク、プッシュ通知用小型ディスプレイ、カラーパネルなど。Googleはハードウェア開発者に新しいモジュールの開発を求めている。
Google、“組み立てスマートフォン”「Project Ara」の開発者版を年内提供へ(今度こそ) - ITmedia ニュース
価格はまだ不明ですが、2015年頃には「最安5000円〜」という情報が出ていました。
パーツを組み替え可能で自分好みに機能をカスタマイズでき、最安5000円から購入できるという、Googleの開発しているスマートフォン「Ara」のプロトタイプが2015年5月に行われたGoogle I/O 2015で公開され、実際にステージ上でパーツを組んだりカメラモジュールを使って写真を撮影したりするデモが行われました。
好きなパーツを組み合わせるGoogleのスマホ「Project Ara」が実際に動作する様子を初披露 - GIGAZINE
Project Araが本格的に製品化された場合、どうなる?
人によって自分の使いたい機能だけを購入することができるようになります。
既存スマートフォンは、カメラ・スピーカーなどあらゆる機能が全部セットで入っており、これらを個別に購入することはできません。
だから端末費もどうしても高くなりがちです。
格安スマートフォンという部類でも、2〜3万円はします。
しかしProject Araが動き出した場合、「カメラ機能なんて使わない」という人は、「カメラモジュールなしで本体端末だけ購入する」という選択肢が生まれます。
後からやっぱり必要になったら、そのときはモジュールを追加購入すればいいだけなので、とくにリスクもありません。
スマートフォンの機能が増えすぎて全てを使いこなせていない方にとっては、格安購入できる端末として魅力的になるでしょう。
スマートフォンをがっつり使いこなしてる人にとっても、自分流にオリジナルカスタマイズできる端末として人気が出るかもしれません。
Project Araは2016年内に開発版が発表され、2017年には製品化予定のようです。
続報を楽しみに待ちましょう!