ミニマリスト・ビックカメラ事件の個人的な考察

久々にはてなブックマークを見た。

 

この記事読んだ

sakenominimal.hatenablog.com

 

この記事があちこちで批判されてた。

 

kyoumoe.hatenablog.com

suzukidesu23.hateblo.jp

 

怒ってるのはだいたい旧はてな村民系の人たちかな?

この人達がどうして上記エントリーに対してそこまでムカついているのか、そのムカつきポイントがどうしても理解できなくてよくわからなかったんだけど、1日中考えた結果、多分これは「両者の言ってることが噛み合ってないんじゃないか」とおもった

 

得るものなしZの人は、

ただの感情ぶっぱなしエントリーなので解析不能なので省略。

 

「鈴木です」の人の言いたいことは結局、「真面目に働いている人を笑うな・馬鹿にするな」ってことだと思うんだけど、だとしたら根本的に論点がズレてると思う。

 

おそらく、問題となった広告キャプションから「イメージしたもの」が、鈴木さんととれいCさんでズレている。

だから話がまったく噛み合ってない。

 

問題となった広告キャプションは以下のものだが…

" 昼、がんばった脚に、夜、ごほうびマッサージ "

 

これに対してとれいCさんは

  • 「低賃金でも無理してサービス残業する人達」
  • 「そういう生き方をすることに疑問を感じない人達」
  • 「世の中そんなもんと諦めてる人達」

をイメージした。

 

だから

働きすぎです。マッサージ機買う暇があったら労働形態と自分の未来を考えなおしましょう。

という表現に至ったのであろう。

 

つまりとれいCさんは

  • 別に「まじめに頑張ってる人」を馬鹿にしているのではなく、
  • 「おかしな働き方をしている人達」に、そのことにもっと疑問もとうぜ!」と主張しただけ

であると思われる。

 

しかし同じ広告キャプションに対して鈴木さんは

  • 「毎日まじめに頑張ってる人」

をイメージした。

だから、「そういう人を馬鹿にすんなや!」「そういう人への感謝を忘れんなや!」となったのだろう。

 

つまり、同じ「広告キャプション」を題材にはしているものの、そこから「イメージしたもの」が両者で異なっている。

だから根本的に話が噛み合っていないのではないだろうか。

…って、少なくとも僕にはそう見えた。

 

以上から、鈴木さんの以下の主張は完全にズレてる。

自分と考え方が違う、生き方が違う人を勝手に否定するのは良いけど、それを馬鹿にして実際に記事に書いてしまうその神経が理解出来ないし、そういう人がいるから生活が成り立っていることを忘れて、それを面白いと言っている人がいるのが信じられない。

「まじめな働き者」の話なんて、そもそも誰もしてない

 

なぜ、このような誤読が発生したか?

その原因はおそらく、単純に両者の「年齢差」である。

 

とれいCさんは20代前半くらいの女性だったっけ?

「労働」という場において、彼女の視点で見えているものは、低賃金でこき使われて、またそのことに疑念を持とうともしない若者が中心なのであろう。

だから彼女の視点においては、「疲れてる人」というキャプションから連想できたのは、「自分の頭で考えることをやめ、常識に縛られ、無理して頑張って働いてる人」のみだったのだろう。

これは仕方がない。

だってそれしか見たことないんだから。

 

一方で鈴木さんは何歳か忘れたけど、けっこう年いってたはず。

ある程度の大人になれば、「労働」の「社会的な側面」にまで視野が届く。

だから彼の視点においては、とれいCさんとは異なったイメージが湧いたのであろう。

 

経験量が違うと、同じキャプションを題材にしてても、イメージできるものがこれだけ違うってことですね。

うんうん人間っておもしろい!

 

これは結局どっちが悪いのかな。

どっちが悪いとも言えないよね。

誤解が不和を呼び、不和が戦いを生むの典型パターンな感じがする。

 

あまりに反響が大きかったためか、とれいCさんはその後謝罪記事を発表。

 

sakenominimal.hatenablog.com

sakenominimal.hatenablog.com

 

これに関しては、完全に蛇足。

正直、「なぜ謝った?」って感じ。

 

もっと堂々としていればいい。

落ち着いて考えろ。

あなたがしたことはなんだ。

 

  • ビックカメラに行った。
  • そこにあった広告キャプションに対して、自分のオピニオンを語った。

それだけだろ?

 

別に醤油の差し口を鼻につっこんだわけじゃないし、

ハンバーガーの上に寝そべったわけでもない。

あなたは、たいしたことは何もしてない。

少なくとも謝罪するほどのことは何もしていない。

 

謝罪するくらいなら、むしろ反論してほしかった。

上記の通り、鈴木さんの主張は、とれいCさんの主張と根本的に噛み合ってない。

そこを一つ一つ突っ込むくらいで良かった。

そのほうが、もしかしたら相互理解できたかもしれない。

 

それくらいロックに生きてほしかった。

強気であってよかった。

世の「労働観」に対してはあれだけ強く主張できたのに、なぜこの程度の炎上でいまさら臆するのか!!

もっと強く生きようぜ!!!!!

ファイト!!

 

(なお、252はてブなんて、はてな村ではまだまだ炎上とは言えないです。ちょっとした焚き火程度のものです)

(イケハヤ先生を見習ってもっと厚いツラになりましょう!)

 

追記

謝罪エントリーしっかり読んだら後半はわりとロックだった。

ごめん斜め読みしてたわ!!

おっけーその感じでいこう!!!!

 

余談

そういえば「スロースタイルに生きようぜ」的なライフスタイル提案って、イケハヤ先生が3千年前に通過していた地点だったね。

年収150万円で僕らは自由に生きていく (星海社新書)

年収150万円で僕らは自由に生きていく (星海社新書)

 

 

以上、ミニマリストビックカメラ事件の個人的な考察でした。

 

続き書いた

みんなようするに「ミニマリストが嫌い」なだけじゃね? - 大彗星ショッカーのヒマつぶし