実はベネッセで働いていたことがある
最近すっかりタロット占い師になってしまい、あんまり時事ネタはおってなかったんだけど、たまたまこんなニュースを見つけて、そしたらちょっと思うところがあったので書いてみる。
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チャレンジ1ねんせい入学の準備ワーク 応用編 (進研ゼミ小学講座)
- 作者: 河西泰道,白石範孝
- 出版社/メーカー: ベネッセコーポレーション
- 発売日: 2012/08/27
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ベネッセが謝罪対応のために派遣を雇おうとしているそうです。
少し前に進研ゼミのベネッセコーポレーションが個人情報を流出させた事件がありましたね。
その謝罪対応のために、ベネッセが派遣会社から期間限定契約で電話オペレーターを募集してるんだそうです。
「派遣に任せた結果」個人情報を流出させてしまったベネッセが、その謝罪対応まで派遣に任せようとしている。これは不誠実だ。けしからん。というわけ。
でもそれって、そんなにおかしいことかな?
実を言うと、僕は大昔に一ヶ月だけ、ベネッセで子供チャレンジの受付電話オペレーターをしたことがある。もちろん派遣。
そのときに知ったことなんだけど、この会社は繁忙期以外は最低限の正社員しか雇ってないみたいなのよね。
で、夏休み前とか新学期前とか、繁忙期のシーズンだけ派遣社員を大量に雇って、受電をさばいてるわけ。
元々そういうやり方で運営している会社なので、常駐の正社員の電話オペレーターは本当にごくわずかしかいない。
だから、そのメンツだけに、今回の事件の謝罪対応をさせるってのは物理的に無理なわけですよ。
それを本当に実現したら、「順番におつなぎしてますのでしばらくお待ち下さい」のまま一時間くらい待たされるのがデフォになっちゃうかもしれないよ?
そっちのほうがよっぽど不誠実でしょ。
電話オペレーターに限らず、あらゆる社員を動員してやれよって思う人もいるかもしれないけど、そこまでしたらさすがにベネッセ潰れちゃうでしょ。
ベネッセの今回の個人情報流出は確かにいけないことだけど、その謝罪対応のために会社が潰れるくらいの人材運用しろってのは、さすがに酷でしょ。おかしいでしょ。無理があるでしょ。
僕がベネッセで働いていた時期は、夏休み直前時期のわずか一ヶ月くらいだったけど、社員さんはみんな優しくて良い人だったし、「あーこれがホワイト企業なんだなー」と感じさせる良い雰囲気の会社だったよ。
だからなんというかこう、あんまりみんなでベネッセ叩かないでやってくれよ。と思ってしまう。
もちろん個人情報流出は良くないことなんだけどね。