おもしろいからPVがあるのではない、PVがあるのがおもしろい記事だ!!

 わかったブログさんが面白い書評を書いてくれてるぞ。

 おいしいから売れるのではない 売れているのが美味しい料理だ

 著者はサイゼリヤの社長さんです。飲食店の運営に、理系的な考え方を導入されています。

 書籍のタイトルにもあるように、自分の味覚を過信せず、実際のお客さんの行動を観察してメニューをつくっていく考え方は、あらゆる業種に応用できます。

 ビジネスは科学でないといけません。仮説と観察、実験の繰り返しです。

 

 なるほどなるほど。

 「おいしいものを作って売ろうとする」のではなく、

 「売れているものから、おいしいものを見つけ出せ!!

 ってことですな。

 確かにこれ大事だよなぁ。

 

 日本のスマフォメーカーがどんどん潰れてってるのも、ここらへんの感覚が足りていなかったんじゃないかな。

 顧客が欲しいと思っている機能やスペックよりも、不要なプリインストールアプリなど、販売側が「売りたい要素」ばかりを詰め込もうとする。

 結果、レグザフォン(笑)みたいなのばっかりが生まれる。

 結果、iphoneとgalaxyに誰も勝てない。

 そういうことなんでしょうなぁ。

 

 ●利益とは社会貢献

 サイゼリアでは「利益が出ないということは社会への貢献が不十分」だと考えて、徹底的に値下げしてきたのだそうです。

 中略

 自分の行っているビジネスで利益が少ない、赤字なのであれば、それは社会貢献が不十分だということです。

 中略

 社会に貢献していくために何が必要かを考えることから始めることで、ビジネスの本質に迫れるでしょう。

 

 ぶっちゃけあんまりサイゼリアは好きじゃない。

 安いけどまずいし、従業員を少しでもローコストでこき使おうとしてる感じがあまり好感を持てない。

 けどこの、「利益が出ないということは社会への貢献が不十分」という言葉は、ちょっぴり心を打たれた。

 

 これってブログ運営にも同じこと言えるこよね!

 おもしろいからPVがあるのではない、PVがあるのがおもしろい記事だ!!

 そう考えるべきだよねー。

 

 うちの場合、ツイートランキングとかはてブランキングに入っているのはだいたい炎上記事だ。

 だけどこういう記事は瞬間的なPVが稼げるだけで、長期的には実は案外そんなにPVになってなかったりする。

 

 長期的な観点でより多くPVを稼げているのは、結局はやっぱり「モンハン攻略情報」とか「レビュー系記事」なんだよね。

 こういう「役立ち系の記事」は、よっぽどネタが秀逸じゃないと瞬間的には全然誰も見てくれない。

 だから書き手としては徐々に心配になってくる。

 「この記事を書くことに意味はあるのだろうか?」ってね。

 

 でもそんなこと不安に思うべきじゃないのさ!

 やっぱり大事なのは、飲食店にしろブログにしろ、「人の役に立つ」ってことなのさ。

 最近とくにそう思う。