モンスターハンター4で学んだ「日本人は細かいことを気にし過ぎ」だなという話

 いま、モンスターハンター4のオンラインで、知らない人の集会所に突撃してみた。

 そしたら、なんか外国人の人達のたまり場みたいな部屋に入ってしまった。

 みんな英語で会話してた。

 僕だけ英語わかんないから、アクションの身振り手振りと、顔文字だけで会話してた。

 

 そうこうしているうちに、

 その人達と、レベル100ギルドクエストの、シャガルマガラを討伐しにいくことになった。

 僕も含め、みんなガンランサーだった。

 

 戦闘開始と同時に

 「あ、日本人と全然違う」と感じた。

 みんなガンランスの砲撃で味方を吹き飛ばすことなんて、まるで気にしないんだ。

 ばしばし吹き飛ばしてくんだ。

 

 これが日本人だったら、誰かが誰かを吹き飛ばす度に、

 「ごめんなさい><」

 「いえいえ(^o^)」

 みたいなチャットが始まってたところだ。

 

 でもこの人達はまるで気にしない。

 まるで吹き飛ばすことが当たり前であるかのように、味方が前にいてもどんどこ吹き飛ばしていた。

 僕も三回くらい吹き飛ばされた。

 

 僕はずっとガンランサーだったから、これまでの僕はいつも、「吹き飛ばす側」だった。

 でも、今日こいつらと一緒にクエに行って、初めて「吹き飛ばされる側」を体験した。

 そして思った。

 別に全然気にならないなと。

 

 日本人の一部のハンター達は、どうしてこれくらいのことで、そんなにも「不快だ」と騒ぐのだろう。

 そんな小さいことで、いちいち目くじら立てて怒ることかないじゃないか。

 そう思った。

 

 結果

 タイムも悪くなかった。

 野良で即席で組んだパーティーで、10分針を切れた。

 充分な数字だろう。

 味方を吹き飛ばすことは効率の観点から良くないと言われているが、よく考えてみれば一回味方を吹き飛ばすことで失われるダメージ量なんて、別にたいした量じゃないよな。

 

 この一件で僕は

 日本人は角を立てる事を「恐れ過ぎだな」と感じた。

 

 多少、味方を吹き飛ばしたって、それで誰かが傷つくわけじゃない。

 そんな小さいこと、いちいち気にしなくたっていいんだよ。

 日本人は気を遣い過ぎだよ。

 

 これはあくまでもゲームなんだ。

 遊びの世界なんだ。

 だからといって、まるで無配慮でも良いというわけではないけれども、それにつけても日本人は行き過ぎだ。

 僕はモンスターハンターのオンラインで、誰かに謝罪されるたびにいつもこう思っていた。

 「そんな小さいことで、いちいち謝罪しないでくれ」

 「俺はそんなに器の小さい男じゃない」と。

 

 今日、初めて外国人の人達とオンラインでプレイして、すごく楽しかった。

 ゲームって本来、こうやって楽しむものだよなと思った。

 

 なんていうか、今まで調理されたものしか食べたことが無かったものを、初めて食材のまま素材の味を知ったような感動だった。

 そうだよ、これが本来の味だったんだよ。

 

 

サービスできないドイツ人、主張できない日本人

サービスできないドイツ人、主張できない日本人

 

 

 もちろん、日本人には良いところも沢山ある。

 それはもちろんだ。

 だけど、こういう「ちょっと神経質ぎみ」なところだけは、もう少し海外の人を見習っても良いんじゃないかなと思った。

 

 最近じゃ「ソーシャル疲れ」なんて言葉もあるみたいだけど、それだってそうだ。

 みんな、一体何をそんなに恐れてるんだよ。

 どうしてそんなに気を遣うんだよ。

 

 いいんだよ。

 そんな細かいこと、どうだっていいんだよ。

 もしそれで怒ってくるような奴がいたとしても、それはそいつの器が狭いだけだよ。

 そんなのに、いちいち配慮しなくたっていいんだよ。

 

 もちろん配慮できるならそれはそれで素晴らしいことかもしれないけど、少なくとも「疲れて」まで頑張らなきゃいけないほどのことじゃない。

 どうせそこまで頑張ったって、全ての他人に好かれることは出来ない。

 

 日本人は、もっと人の目を気にしないで、自由に生きるべきだよ。

 他人への配慮にばかり気をとられて、本当の「楽しみ方」を見失ってないかい。

 そこまでいくのは、何かが本末転倒じゃないかい。

 

 ……そんなことを思った、モンスターハンターでの出来事でした。