「電子書籍」が未だに「紙の書籍」に勝てない最後の一点
デマこいてんじゃねえさんのこちらの記事を読んだ。
お前ら電子書籍リーダーを使ってみろ、色々と捗るぞ。/青空文庫のオススメ10選 - デマこいてんじゃねえ!
内容としては、kindleやipad等で読める「電子書籍」の便利さ、快適さを褒めちぎる内容。
ただ途中、「電子書籍の欠点」として、以下の一点を挙げられていた。
情報の検索性は下がった。
もちろんKindleにも検索機能はあって、調べたいテキストを入力すれば、一発でそのテキストが書かれたページにジャンプしてくれる。しかし、だ。検索機能を使いこなすには「正しい文言」を覚えている必要がある。
そして正しい文言を暗記しているなら、そもそも検索する必要はないのだ。
「なんとなく○○って感じのことが書いてあったような……」という曖昧な記憶を正したいから、本の中身を検索するのだ。正確な記述を確認するために本を開くのだ。そういう「曖昧な記憶にもとづく検索」に、電子書籍はあまり適していない。
私の場合、電子書籍よりも紙の本のほうが情報の検索性は高い。
だいたいこのあたり……とページに指をつっこめば、前後数ページの誤差で望みの情報にたどり着ける。電子書籍にも、この「指をつっこむ感覚」があればいいのにな……と思う。
これ、激しく同意!!!!!!
僕は電子書籍ちょー大好きやろうです。
好き過ぎてついに自炊まで始めちゃいました。
今迄の人生で、多分200冊くらい?の紙の本を、カッターでばらして、スキャナーで読み込んで、電子書籍化してきました。
それを愛用のipad第四世代でいつでも持ち歩いてます。
電子書籍は場所をとらないから、部屋の中が片付くし、お外に行くときも全ての本を常時持ち歩くことができるし、最高!!
ただ、そんな僕でも
この、検索性の低さだけは確かにずっと不満に感じてました。
紙の本みたいに、物理的な厚みがないので、感覚でどこらへんっていうのがわかりづらいんですよね。
例えば小説だったら、「気に入ってるあのシーンだけ読みたい」みたいな時、そのシーンをなかなか見つけることが出来ない。
いちおう目次リンク機能がある電子書籍もあるけど、あれだってそのシーンがどの章だったかを正確に覚えてないと意味がない。
覚えてない場合は、もうしょうがないから適当に開いて、当てずっぽうでペラペラ1ページずつめくっていくしかない。
こういう時、紙の本なら一度に数ページめくって大雑把に探すことも出来る。
でも電子書籍だと1ページずつしか出来ないので、すごく不便。
いちおうサムネイル一覧表示みたいなことは出来るけど、あれだとあんまりよく見えないし。
でも、同じこと思ってたのは
僕だけじゃなかったんだね!
わーい!
次世代の電子書籍には、是非この点を改良してもらいたいなぁ。
青空文庫でもiBooksでもkindleでもどこでも良いから、新しいスタンダードインターフェースを作ってくれないかなぁ。
例えば背景に「本を開いている」ようなイメージの画像を表示するなんてどうだろう?
最初は左側がめっちゃ厚くて、右側が薄いの。
だけどページをめくっていくごとに、これが逆転していくの。
こういう地味なエフェクトがあるだけでも、けっこう違うと思うんですよね。
「確かあのシーンは右側がめっちゃ厚くなってた気がするから、後半のシーンだと思う」
みたいに、検索のときに地味な手がかりになると思う。
あと、もっとシンプルに
5ページ一気に進むボタンとか、10ページ一気に進むボタンとか、そういうのをつけてもらうだけでもだいぶ違うと思うんですよね。
現状の1ページずつしか送れない仕様は、やっぱりめんどくさいよ。
って文句ばっかり言っちゃったけど
なんだかんだで電子書籍大好きなんですけどね!
まだまだ不便なところもあるとは言え、やっぱり紙の本に比べれば便利なところのほうが圧倒的に多い。
とくに、数百冊という単位の本をいつでも持ち歩けるようになったのは嬉しいなぁ。
こういうのがスタンダードな時代に学生やりたかった。
って常々思います。
というわけで
みんなも電子書籍読もうぜ!!