「正義」に関する12の名言
個人的に好きなのをまとめてみました。
悪意が人を殺すのではない。
人を殺すのは常に正義と信念、そして悲しいほどの愛情なのだ。
『THE LAST DAY ON EARTH キャシャーン』より
「差別」や「いじめ」がなくならない理由がよくわかる。
「差別」や「いじめ」はこうして「正義」や「善意」に基づいて行われる。
竹本信雄「受動喫煙に関する平山論文批判」より
私は「正義の人」が嫌いである。
「正義の人」はすぐ怒る。
「正義の人」の怒りは私憤ではなく、公憤であるから、歯止めなく「正義の人」は怒る。
「正義の人」は他人の批判を受け容れない。
「正義の人」を批判するということは、ただちに「批判者」が無知であり、場合によっては邪悪であることのあかしである.
「正義の人」は「世の中のからくりのすべてを知っている人」でもある。
「正義の人」に理解できないことはない。
自分こそ正しい、という考えが、あらゆる進歩の過程で最も頑強な障害となる。これほどばかげていて根拠のない考えはない。
J.G.ホーランド
信念とは願望の強力なものにすぎず、なんら客観的な根拠を持つものではない。それが強まれば強まるほど、視野はせまくなり、正確な判断や洞察が不可能になる。だいたい信念などというのは恥ずかしい言葉で、辞書にのってさえいればよく、口にだして言うものではない。
「どっちの味方をすればいいの?正しい方を助けなくちゃ」
「どっちも、自分が正しいと思ってるよ。戦争なんてそんなもんだよ」
正義のための戦いなんてどこにもないのだ
正義はある日突然逆転する
正義は信じがたい
ぼくは、悪人も堕落した者も我慢できる。
だが、自分たちが正しいと単純に信じきっている
馬鹿者だけは我慢できない。
自分の正義をしきりに力説する者すべてに、信頼を置くな!
過去の歴史においても、力こそが正義だった。
力がない者の権利が認められるようになったのは、単に、力がない者が団結しただけのことで、やっぱり、力を合わせたことには変わらない。
正しい、というのは、そちらの方が強い、という意味に、限りなく近い。
実際に殺し合いをする戦争も話し合いによって少数意見をねじ伏せる議会も、結局は力の行使という点では、違いは僅か。
瀬在丸 紅子「森 博嗣 / 朽ちる 散る 落ちる」より
自分は全く傷つかないままで、正義を行うことは非常に難しい
正しくしようなんて使命感に取り憑かれてはいけません。
社会をおもしろくしようくらいに考えるのが、健全です。
まとめ
正義は確かに大切なことですが、それが行き過ぎて、
「誰かを批判するための口実」になってしまうと歪ですね。
とかいって、これは僕自身も油断するとたまにやっちゃってるかもしれないなぁ……。気をつけないと……。
最後にパオロ・マッツァリーノ氏が言っていたように、「面白くしよう」くらいに考えるのが、一番健全なのかもしれませんね。