読売新聞のやってることが10年前となんも変わらなかった(´・ω・`)【統計マジック】
まず、こちらの記事をご覧下さい。
http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20131019-OYT1T01027.htm
スマホを通話以外のメールやインターネット、ゲームなどで使っていると答えた人(全体の28%)に、スマホを使うようになって読書時間が変わったかどうかを聞いたところ、「変わらない」が70%で最も多く、「減った」が17%、「増えた」が4%。「本を読まない」は8%だった。
スマホを使う時間別にみると、1日平均30分未満の人では読書時間が「減った」人は10%だったが、30分~1時間未満では14%、1時間以上では27%となった。
「変わらない」と回答した人が70%もいるのに、そこはタイトルに持ってこないで、あえて「時間別で見ると利用時間が長い人ほど読書率が下がった」のほうをタイトルに持ってくる。
とても露骨な印象操作ですね。
記事をよく読むと「スマートフォンによって読書時間が減った人」は
全体の17%しかいない少数派なのですが、
タイトルの付け方一つで、さもそういう人が大多数であるかのような印象を与えることに成功しております。
あれ、でもなんかこの光景デジャブー
と思って記憶を掘り返してみたんですが、そういえば10年前にこんな記事がありました。
『正しい統計データ』を使ってウソをつく方法
http://www.chironoworks.com/ragnarok/psychology/log/eid29.html
●国民の76%がイラク攻撃を「当然だ・やむを得ない」と考えている
このような世論操作は朝日新聞だけの技術ではありません。日本一売れている読売新聞でも、同様のテクニックが使われています。
2003年3月25日に、一面で「イラク戦争 政府の米支持『当然』『やむなし』76%」という記事が掲載されました。社説には「イラク戦対応 『正しい決断』と評価した世論」という記事が掲載されました。これを見る限り、読者は「国民のほとんどがイラク攻撃を正しいと思っているんだよなあ」と判断するでしょう。それが読売の狙いです。
実はこのアンケート結果は次のようになっています。
「当然だ」と答えた人はわずか1割で、大多数は「やむ得ない」という解答です。両方足せば75.9%になるので、「政府の米支持『当然』『やむなし』76%」という記事は事実であることは間違いありません。
しかし、「当然」と「やむを得ない」には本来大きな隔たりがあり、同様に扱っていけないはずです。なぜってやむを得ないと答えた人は「本当は反対と思っている・正しくないと思っているがやむ得ない」と答えているわけですから。
それを一つの項目としてまとめて、1割しかいない「当然」と思っている人間を大多数に見せかける読売新聞のテクニックには惚れ惚れします。
え、これ手口としては今回と全く同じじゃんww
読売新聞さん、やってることが10年前から何も変わってないーーー
なんだかなぁ