操り人形(カードゲーム)を久々にやってみた( `・ω・´)
何度やっても面白い。
なんかシステムや雰囲気が独特で、不思議なカードゲームです。
ルール説明
ゲームの目標。
お金を貯めて、たくさん建物を建てるゲームです。
誰かが8個目の建物をたてた時点でゲーム終了。
それまでに建てた建物の価値合計が一番高かった人が勝利です。
1ラウンドは2つのフェイズに別れています。
1.職業選択フェイズ
2.アクションフェイズ
まず、職業選択フェイズでは
スタートプレイヤーから順番に職業を選んでいきます。
スタートプレイヤーは、8枚ある職業カードから1枚のカードを選んで下さい。このとき、他の人にどのカードをとったか見られないように注意。そして、残りのカードを隣のプレイヤーに渡して下さい。(ここは参加人数によってちょっとやり方が変わる)
次の人もカードを一枚とったら、残りのカードを次のプレイヤーに。
これを繰り返して、全員に職業カードが行き渡ったら、続いてアクションフェイズに入ります。
アクションフェイズでは
選んだ職業によって行動順が決まります。
先ほどスタートプレイヤーだった人が、ルールブックに指定されている通りの順番で、職業カードを呼んで下さい。
「1番、暗殺者を選んだ人いますかー」
「2番、泥棒さんいますかー」
みたいな感じで。
呼ばれた人から順番に、アクションを実行します。
アクションフェイズで行うことは……
1. 収入を得る
収入は「2コイン得る」か、「山札から建物カードを二枚引いて、一枚戻す」のどちらかを選択できます。
2. 手札にある建物カードを建築する。
建築には費用としてコインが必要です。
3. 選んだ職業カード特有の、特殊能力を使う。
の三つです(`・ω・´)
職業カードには個性豊かな特殊能力がいろいろと設定されています。
http://pohwa.adam.ne.jp/31/game/ayaturi.htm
1.暗殺者
「職業を一つ選ぶ。そのターン、その職業を選んでいた人はアクションフェイズを飛ばされる」
2.泥棒
「職業を一つ選ぶ。そのターン、その職業を選んでいた人は、アクションの前に全てのコインを泥棒に渡さなければいけない」
3.奇術師
「プレイヤーを一人選ぶ。そのプレイヤーと手札の建物カードを全て交換する。山札と交換も可能」
4.王様
「黄色系の建物を建設していた場合、1つにつき1コイン得られる。次のターン、スタートプレイヤーになる」
5.司教
「青色系の建物を建設していた場合、1つにつき1コイン得られる。将軍の建築物破壊攻撃の対象にならない」
6.商人
「緑色系の建物を建設していた場合、1つにつき1コイン得られる。これとは別に、無条件に1コインもらえる」
7.建築家
「建物カードを無条件に二枚引けます。建物は本来は1ターンに1枚しか建築できませんが、この職業を選んだプレイヤーはコインがある限り最高3枚まで一気に建築できます」
8.将軍
「赤色系の建物を建設していた場合、1つにつき1コイン得られる。さらに、他プレイヤーの建築している建物カードを破壊できる(費用として建築費−1のコインが必要)」
これによって、職業カードの選択時に、高度な読み合いが生まれます。
Aさん
「一位のあいつは今、緑色系の建物をめっちゃ持ってる。
ということは商人を選んだ可能性が高い。
よし、俺は暗殺者を選んで、「商人」を指定して暗殺しよう。
そうすれば一位のやつを止めれるかも!!」
Bさん
「……おれは今一位だ。
俺の建築物からして、みんな俺が商人を選ぶと予想しているはず。
では俺はその裏をかいて、このターンは何のメリットも無い司教を選んでお金を貯めるだけにしておこう。ふふふ……」
Cさん
「……あいつの性格から言って、素直に商人を選ぶとは思えない。
あいつはこういうとき、とくにメリットの無いカードを選んで、とりあえずやり過ごそうとするはずだ。よし、ここは俺が泥棒を選んで、司教あたりを指名してみるか……」
みたいな感じで。
これがめっちゃ楽しい。
こんなやり取りを何ラウンドも続けて
最終的に誰かが8個目の建物を建てたら、そのラウンドでゲーム終了。
これまでに建てた建物の価値合計が一番高い人の勝利です。
職業の読み合い、それがこのゲームの全て
でもやっているうちに、相手によって思考って全然違うんだということがすごくよくわかる。自分なら絶対これを選ぶから、相手もこれを選んでるはず!と思って行動したのに、相手はぜんぜん違う職業を選んでるってことがよくあります。
何度かプレイして、相手の思考パターンが読めるようになってくると、そこからがさらに楽しい。
ゲームに慣れてきたら、追加職業みたいなのを混ぜるとさらに楽しい。
既存の職業カードを入れ替えで入れられる、追加パックみたいなのがあります。
こちらもぶっ飛んだ職業ばかりです。
魔女
「職業を一つ選んで、その人のアクションフェイズを自分のアクションフェイズにしてしまう」
とか
錬金術師
「このターン、自分が建物を建築するのに使用したコインを全て回収できる」
とかとか
ゲームバランスがインフレ方向にぶっ飛んだ職業カードばかりです。
こんだけむちゃくちゃな職業カードばかりで、それでもちゃんとゲームとして成立しているというバランスはすごいと思うー!
とくに錬金術師が出てくると、全プレイヤーすげえー金持ってるみたいな状況になりやすいので、泥棒が普段よりすごい活躍しておもしろいww
これ、iphoneアプリとかで出ないかなぁ。
そしたら絶対買うんだけどなぁ。
今のところカードでしか出てません。
それも日本ではあんまり流通が少ないらしく、Amazonでも在庫切れなことが多いみたい(´・ω・`)
うーん、面白いんだけどなぁ。
ちなみに昨日友人が家に来たので、弟と三人でこれやったんですが
僕が建てた「王座の間」という高額建築物が、友達の選んだ職業カード「外交官」の特殊能力によって、「居酒屋」という一番安くてへぼい建築物に交換されましたw
あのときはくそわろたw
さらに次のラウンドで僕が「外交官」を選んで取り返してやろうと思ったら、弟が「武器庫」という建物カードの特殊能力で、友達が所有中の「王座の間を」破壊(´;ω;`)
ぼくの外交官さんはとくに交換したい建物カードが無くなってしまったので、何もすることができませんでしたw
もう笑って笑って仕方なかったw
相手を手の平で動かしているつもりが、いつの間にか自分が相手の手の平で動かされてたり。かと思えば、それとは全然別の要素によって、場の状況がどんどんめまぐるしく変わって行く。
そんな良ゲーですた。